お問い合わせ 06-6571-2218

お知らせ・更新情報

、非常勤事務員配置のお知らせ。 
2022年7月より、非常勤ケアマネさんが退職されたので、非常勤の事務員さんに、業務応援していただいております。
 仕事に就いて頂いている時間は、限られた時間ですが、ケアマネである私(白戸)が訪問中等で外出しているときの電話対応、接客対応、事務処理などお願いしております。
決まった時間の対応ではありませんが、連絡を入れて下さる利用者家族、事業者さん等のご不便を少しでも緩和するために、人員配置しております。宜しくお願いします。
代表社員・白戸望

非常勤ケアマネジャー募集中。
 ケアマネリング港合同会社は、開業13年目に入ります。
当初の理念である、公平中立な、独立した専門職による居宅介護支援の運営は、今も掲げ続けております。
いろいろ、紆余曲折を経て、現在は、孤軍奮闘一人ケアマネ(常勤)で事業運営しておりますが、今後事業に賛同し一緒に仕事をして頂けるスタッフを募集します。
 非常勤スタッフが、6月で退職予定なので、非常勤で仕事が出来る方を求めます。就業条件等については、直接面接にてご相談したいです。
 日程的な余裕がないため、早急にこの話を勧めたいです。
お知り合いや、知人で「ケアマネとして、少し仕事をしたい…」という方をご紹介いただくと幸いです。
今すぐに、常勤者として来ていただくことは難しいのですが、非常勤としてなら、勤務条件をご相談可能です。
 日祝土曜日は、基本お休みです。週のうち、または月のうちどのくらい仕事が出来るのか?等ご要望を聞かせて頂き、調整していきたいと考えます。
 お気軽に、問い合わせ下さるよう、お願いいたします。
2022/5/17
ケアマネリング港合同会社
代表社員 白戸望
事務所:06-6571-2218
携帯電話:090-9969-1127
 


2021/7/5
オリンピック開催予定が、今月22日からに迫っている。
政府や財界の後押しで、なし崩し的に開催が決まり、コロナ過でのオリンピックとして実施されることになった。東京での感染者数は増加しており、500人から700人が出ており、変異ウィルスの浸透により、若い世代の感染率が明らかな増加傾向をたどっている。はたして、競技する選手団や開催主催者の正常な活躍と役割が果たしていけるのかどうか?きわめて不安要素が深い懸念が存在する。ボランティアの多数が辞退し、競技を見守る観客を入れる事が出来ず、オリンピックとして成り立つのかどうか?も含めて、課題が山住された状態での開催となる。ごり押しで協議予定を済ましたとしても、出場する選手自身も不完全燃焼になりはしないか?
 後の歴史として、今回のコロナ過でのオリンピック開催が、どう評価されるのか?分からないが、勇断をもって辞退する道は断たれてしまったことははっきりしている。
 やるべきでないことを、きっちりと「やらない!」と言える政治的決断能力が、今の政治家と政党に、果たして備わっているのかどうか?改めて、問い直しておくことは、不可欠だと考える。
2021/7/5

 
2020/03/37
昨今の新型コロナウィルス蔓延で、全世界は経済のみならず、生活介護に至る領域まで大きく揺らいでいます。
いつになったら落ち着き、ウィルスの猛威が治まるのか?現状では見通しがつきません。
介護の分野で懸念することは、こういう時期において、サービスが中止・取りやめとなり利用者や家族の不安が増幅されていることです。大変な時期でこそ、介護サービスの重要性と価値が発揮されるはずなのに、まるで責任放棄のように、利用が出来なくなり、取りやめが継続されてしまうのです。
・・・かってない病原菌の猛威が、日本ならず世界中を覆っているとき、そんな時こそ、最大の注意を払いつつ、利用者へのサービスは継続すべきと考えます。もちろん、感染防止の策は、怠ってはならないのですが。
 この経験、今後のウィルス対策として、生かしていくためにも、閉鎖や中止だけが最善の策?とは、考えない。このことを、訴えたいですね。

2018年7月7日。
 今年の梅雨は、台風と重なり、甚大な水害をもららしています。日本列島を九州から北海道まで縦断する形でかってない雨量が齎され、山崩れ・がけ崩れ川の氾濫などが各地で起こりました。被害に遭われた方々には、心からお悔やみ申し上げると同時に、早い復旧を祈ります。
 日本列島は、災害列島でもあり、常に地震や自然災害が起こります。防災対策をどれだけしても、自然の猛威は容赦しません。人間は、そうした環境にあって、改めて自然の力を思い知らされました。今後、起こるであろう災害を予測することはある程度可能でしょうが、完全に災害を無くすことは出来ないのです。
 海や山は、全て自然により作られたものであり、形を崩し作り変えられてゆくとしても、人間の都合に合わせてはくれないことを痛感します。
 2018/07/09
6月18日朝、大阪北部を震源とするM6の強い地震が近畿圏を揺るがした。死者が5人、何十人の負傷者、自宅で住めなくなって被災避難生活をしている人達がまだ多数おられる。
 改めて、人口密集地を襲う巨大地震の災害対応が問われている。
 地震の後、利用者のモニタリングを通じて、恐怖感を感じた人が多く、一人暮らしをする高齢者については特に多いことを感じる。「また、あんな大地震が起こったら、どうしよう?」という気持ちが、強い不安感としてそれぞれの利用者に植え付けられている。九州での地震のように、連続して地震が発生し、重大なダメージを受けていた建物を崩してしまうことにならないか?
若ければ、体がすぐに反応し、災害から逃げることが出来るかもしれないが、高齢者や要介護者は自力で逃げられない。誰が、こうした人々を救出し、安全な場所に誘導するのか?それさえも明確化していない地域があるのでは?と危惧する。
勿論、まずは自分が助からなければ話にならないが、次に地域職場で、何時でも災害対応が出来るよう、常時緊急時対応策を準備訓練しておきたい。
 日本列島、どこに行っても安全な場所は無し、全て活断層が入れ組んで存在すると言われている。しからば、覚悟して、出来る対応策を、準備しておきましょう。いたずらに、恐怖感に浸るだけではなく。
2018/6/22 

別の意味を持つ言葉=「自立支援」とは?
自立・支援。自立することを支援していくから、介護業界では最も中心的理念として取り上げられている。近年、自立支援は、その意味するところが変遷しつつあると危惧されている。何故なら、増大する介護費用抑制のための理念として使われ出したからです。
2018年4月に、介護医療障がいの3分野の報酬体系が改定されることになっている。実のところ、それが改正なのか?改悪なのか?議論が分かれるところだ。
 時の行政=保険者側からは、人々の自立支援を促す名目で、軽度者への支援サービス縮小が謳われだしている。介護報酬のゴールキーパーとして、ケアマネジャーもそのケアプラン作成過程で、サービス量の見直しが誘導されつつあり、やはりその理念的言葉として「自立支援」という言葉が振りかざされる。
 しかし、社会的弱者と呼ばれる所得の低い層には、自らの自立能力をすでに失い引き出し得ない人たちが多数存在していることに着目をしていくことが出来る。具体的には、介護認定が軽度と認定された利用者に対して、必要なサービスの量を削減することが、ケアマネジメントの狙いとして誘導されようとしている動きがある。今後、ますますこうした動きがあらわになるであろう。
 しかし、そもそも、介護保険の理念で歌われている自立は、「必要なサービスの質と量を保証することで、要介護状態にある人々が自ら選択し、自立して暮らしていくこと」を支えていくための理念として存在している。これは、健常な人、非要介護状態にある人を想定しているわけではない。
しかし現在、介護保険の軽度者をターゲットに”自立支援”が叫ばれている背景には、うさん臭い臭いがする。
居宅介護支援に従事する専門職として、こうした”疑似自立支援”の流布に対して、本来のあるべき自立支援を提示していく勇気を持つ必要を痛感する。2018/02/28記

エルサレムは誰のもの?
12月8日、ショッキングなニュースが世界を走りました。
米国トランプ大統領が、「エルサレムをイスラエルの首都として再確認し、米国領事館をエルサレムに移転する」という発表です。元々、1980年には、米国は、エルサレムの帰属について、イスラエルに属する、という立場を議会で承認していましたが、実際の動きは控えていたのです。これは、アラブ諸国やパレスチナの反発を考慮してのことです。しかし、今回トランプ大統領はこの封印した立場をイスラエル支援に向けて一気に米国の政策を切り替えようという訳です。こうした外交政策が今後中東のみならず、世界での不安定要素を危機的な関係に押しやる危惧を抱くわけですが、日本政府は黙っています。アメリカの核の傘=軍事同盟に遠慮しているのか?自主的な外交立場が明らかに出来ないようです。
 中東が不安定になれば、北朝鮮のミサイル問題に加えて、世界で武力衝突が発生する要因が進む。これは地球終末の核戦争につながる可能性すらあります。
 何故、世界の民族と宗教的な違いが、深刻な対立としてしか進んで行かないのか?残念でなりません。どの異なる立場の人々も、個人としては認め合い支え合う隣人であるはずなのに、国家という枠組みをはめてしまうと、対立や抗争になるのです。
 もう一度、原点に戻り、互いを認め合い、話し合い、地球を全ての人たちが共有する大地に再生する動きが求められていると痛感します。
 2017/12/11 代表:白戸望
 改正労働契約法から5年。
「2018年問題」における企業対応を監視強める必要性。
13年、民主党政権は労働者雇用における5年ルールを法律で条文化した。これは、雇い始めが非正規でも、5年間がたてば正規雇用の道を切り開くことが出来る保障を法律で謳った内容となっている。この法案が出来る背景には、当時の民主党政権が、非正規雇用で待遇が低いままの労働者に対して、5年辛抱すれば正社員の道が開け、将来についての見通しが確立する希望をつなぐ意味で、労働者の立場に立った法律改正と位置付けることが出来た。
 しかしながら、企業側は、次の手を考えた。
5年以上継続就業を歓迎しつつ、待遇面での改善を図る必要性から、収支面での不利があるとの判断からこの改正法を骨抜きにする方策を打ち出した。5年の途中で、6カ月の空白期間を作り、再雇用の際はそれまでの期間を引き継げないルールを作った。このルールにより、会社側は、5年非正規で雇いつつ、どこかで6カ月の雇止めを作れば、いくらでも非正規雇用を延ばすことが出来ることとなる。働く側からみれば、いくら非正規で辛抱しても、5年が経過しても途中で雇止めをされると、非正規を脱する保証が無くなってしまう。
 このやり方が、現状では大企業工場を中心に、急速に浸透し、事実上、非正規雇用の労働者が、正規の労働者になれる保証を無きものにしている。
 何のための労働協約法改正だったのか?当時の民主党法案企画責任者は真っ青であろうか?
 国民は一連の経過を通じて学ぶ必要がある。
法律と言うもので、企業の利益追求に対する一定の歯止めと労働者保護を位置付けてみても、法律運用の過程で、当初の法律を反故にする法案をいくらでも作ることが出来るということになる。もちろん、6カ月ルールは法律として認められたものではないが、企業はどんどん自分たちに都合がよいルールを作る。これに対して、法律が素早く歯止めをかける機能が働けば、企業の行きすぎを食い止める効果を期待することが出来る。しかし、日本の労働協約関係の現状は、憂うべき現状であり、是正が必要であろう。
 こういう切実な労働問題を、具体的な政策として、野党が前向きに取り組むことにより、国民の支持を着実に積み上げ、政治の流れを変えて頂きたいと切に思う。
                              2017/11/6付け。白戸
 突然の解散です。
10月22日、安倍内閣は国民に何を問うているのか?分かりにくい争点です。
「誰を選んだら良いのか?分からんから、選挙なんかには行かん」と言う人が4割以上いるという。
しかし、棄権することで、自民党政治の追認になっている。後から出てくる様々な政策に驚いても、きっと大臣連中は言うでしょう。「俺たちは、国民の信任を受けているのです」と。
 国民は、完全に舐められている。・・・これまでも、そうでしたが。
国会で、喫緊の課題に対してまともな質疑が交わされず、重要な法案が次々に多数派の与党により推し進められている現実、これは、危ない社会体制に進んでいるのかも?
 来春、医療と介護の同時改正も行われる。少なからず、制度の変更が進められ、分かりにくい制度が、さらにまた分かり辛い制度へ変遷していくでしょう。
 ケアマネジャーは、こうした変更の際に、常に国民=利用者の批判の矢面に立たされる現実があります。制度を変更する上の組織の人々は、決して責任を取らないのです。
 今から、大きなため息が出る、改正前夜ですが、毎日、私たちケアマネジャーは、対利用者・役所・事業所等々の調整に走り回っております。
 とにかく皆様、10月22日は、棄権せずに投票に行きましょう。!!
2017/10/05記

災害列島日本の中で生きるということ。
 先日から、九州北部で猛威をふるっている大雨の被害が報道されています。
通常考えられない大雨の為に、山が崩れ、堤防が破壊され、周辺に暮らしていた人々が甚大な被害をこうむっています。今日7月12日現在25人の犠牲以外にも、その数に匹敵する行方不明の方々が捜索されているという。何十年に一度の災害なので、一人ひとりの経験では推し量れない災害です。こうした災害が、今度は別の地域で発生する可能性があり、自分が住んでいる地域でそうした状況になった時、どのように行動し命を守るのか?考え、マニアルを作っておく必要がある。事業所でも、もう一度点検をして、備えをしておきたいと思います。
 その際に、まずは自分の安全を確保すること、しかる後に、可能な救出活動に参加することが求められている。自らが、災害の中で役割を果たすことができることは、恐らく僅かなことでしかない。しかし、逃げ伸びることが出来る自信を持つためには、置かれている地域での災害が起こった時の具体的行動マニアルが出来ていることが必須となる。改めて、職場での対応マニアル見直しと、自宅での家族間の打ち合わせなど、やっておこう。
 2017/07/12 代表社員

ホームページ更新が暫く途絶えていました。
忙しさにかまけて、情報発信が後回しになっておりました。
 先日、京都で認知症の国際大会が開かれ、世界中から認知症の当事者も集まり、研修大会がありました。そこで、認知症当事者から以下のような発言があったことが報じられています。
「認知症状を見て、私たち自身の顔を見てもらえていない!もっと、病気を見ないで、私たち自身を見てほしい、そして語り掛けてほしい!」
 ケアーに関わる人たち(自分も含めて)には”グサ!”と突き刺さる言葉です。
目の前で繰り広げられる周辺症状に目が行き、出来事の処理に奔走することばかりに目が取られがちです。…もちろん、具体的ケアーは必要ですが、肝心の当事者にコミュニケーションが届いているのかどうか?反省させられます。
 私がいま担当しているケースの中でも、認知症で多くの人がかかわるケースがあり、家族さんの介護力の疲弊を前に、えてして、本人への語り掛けが後回しにされてはいないか?心配になるケースがあります。
 言葉では、本人に寄り添うという言葉が使われているかもしれませんが、本当にそれを実行することが問われているように思います。
 今後ますます、認知症をめぐる介護問題は社会の中で大きく焦点が当てられていくでしょう。
問われているポイントは、超高齢化問題の解決に際して、認知症の人たちを施設に閉じ込めることではないと思います。このやり方は、昔の”姨捨山発想”と同じ考え方です。そうではなくて、地域や生活単位の中で、認知症の人たちを守っていく仕組みづくりを作ることにあるのです。
 まだ、受け入れるための制度や人の連携が、現状は至らなくても、知恵と協力をつないでいけば、目指す仕組みづくりが少しずつ出来上がっていくと考えます。
 こうした、活動の一端を、出来ることは僅かかもしれませんが、私どもケアマネリングみなとが、果たしていくことが出来るなら、大変光栄です。
2017/04/30 代表社員 白戸望

 今日は3月11日、東日本大震災から6年目にあたる日です。
今なお2千数百人の人たちが、行方不明のままであること一つとってみても、この被害が甚大であり、被災した人々に今なお大きな禍根を残している現実を目の当たりにしています。
 大災害に対して、人間がどう備えれば良いのか?その答えは、どこまで考えていっても不十分と言えましょう。加えて、原発問題があります。日本のような自然災害が多発する国で、何故原子力発電が安全と言い切れるのか?
 ひとたび放射能汚染が繰り返されれば、今度はどのようなことになるのか?狭い日本列島、逃げ場所はありません。地震や火山、津波災害などのリスクが高い日本の防災を考えると、原発再稼働は「バベルの塔を積み上げるようなもの」だと言えるのではないでしょうか?
 こうした、原発再稼働を容認する政治的経済的潮流は、6年前の災害を忘却する危険な社会的流れである、この警鐘を強めていきたい、そう考えるものです。
2017/03/11 
代表社員 白戸望

 寒暖の差が激しい毎日ですが、皆様お元気ですか?
私たちケアマネリングのスタッフも、事務処理と利用者宅への訪問・事業者とのサービス調整など、自転車を使って地域を回っています。忙しくないというと語弊がありますが、いかに効率よく仕事を進めるか?永遠のテーマです。
 少しでも、満足できる安心を届け、利用者の笑顔が見られるよう、仕事を続けていきたい。
痛みや不安、今後に対する不透明さに落ち込んでいる方には、「大丈夫ですよ!一緒に考えていきましょう」と明るく相談できるケアマネジャーでありたい、そう願ってこの業務についております。
 身近な地域で、介護のことなどでお困りの方がおられましたら、ぜひ当事業所に声掛けを下さい!上部団体等にしがらみのない、当事業所では公平中立を旨とした支援をしていくことが可能です。本来、介護保険では、ケアマネジャーは独立した公平中立な仕事をする専門職として作られているのですから。
 2017/02/18 代表社員 白戸望

 トランプ大統領が出した、米国の「入国一時禁止令」に対して、西部ワシントン州連邦地裁が、3日大統領令の効力一時差し止めを決定した。これは、米国内での司法領域からの大統領権力に対する制限と言えよう。いくら大統領といえども、国家の法にてらして妥当ではない命令をした場合、「待った」がかかることとなる。米国の、民主主義の仕組みが試されていると言えよう。
 懸念されている独善的な発想により、トランプ政権は法的な検疫に耐えうるのかどうか?今後の事態の推移が注目されるところです。
 一方では、難民受け入れ実績を調べてみると(国連難民高等弁務官事務所調べ)、世界で最もシリア人難民を受け入れてきたのは米国で6万人を超えている。次にカナダの4・8万人、ドイツの4・3万人、英国の2万人と続く。この数字で明らかなのは、米国は移民の国所以と言えよう。ちなみに、日本は?と見てみると、昨年実績で難民合計27人でしかない!?
 日本は、その地理的位置からも規定されるであろうが、欧米諸国と比べて、極端に人道的な難民受け入れが進んでいない国であることを知らねばならない。
 トランプ政権の非人道的な入国制限を非難するよりも、まず自らの国の在り方を考える必要があることに気付くべきだ。さすがに、日本政府は、この事態改善のために、5年計画で300人規模の難民受け入れ策を発表している。進歩的とはいえ、この受け入れ数字の低さについて、何故なのか?考える必要があると思う。
 米国政府や欧米の政府が、難民受け入れを制限し、あるいは閉鎖することになっても、それを批判する権限は、日本政府としては全くその権利を持ち合わせていないことに愕然とする。もちろん、だからと言って、トランプ政権がやろうとする入国制限を容認することにはならない。しかし、世界の難民問題を考えるとき、どうしても日本の政策や社会的な理解をふまえて語られる必要がある。
 国という枠組みの外からの入国希望者に対して、今後どのような受け入れ態勢を整えていくか?しっかりと考えておきたい。自分の国さえ良ければ良い、という発想=「○○○ファースト!」ではなく、共に社会の一員として、労働の義務と対価を保証される社会の仕組みを目指す必要があると思う。人々の自由な行き来が保証される社会こそ、本当の自由が保障される社会と言えよう。
2017/2/5
 米国のトランプ新大統領は、大統領令なるものを頻発し、オバマ前政権が作り上げた政策をことごとく切り崩しています。其の中でも、特定の国に属する人々の入国を制限する措置に対しては大きな混乱と非難が渦巻いています。アメリカという国の成り立ちを否定するような、特定の人種だけに優遇措置を設ける政策は、時代錯誤も甚だしいものです。
 今後、どのような波紋と保護主義が台頭してくるのか?日本にも影響が出てくるでしょう。アメリカの分断は、この先どのような政治ベクトルを示していくのか?日本の政治が、どのように変化と影響を受けてくるのか?今年は、予想が付かない歴史の1ページにつながりそうです。

 2017/02/01 
 
 2017年1月のお知らせ

 スタッフ1名の減員のため、1月より常勤2名体制になります。
この運営体制変更に伴う「特定事業所加算Ⅲ」の取り下げ変更をさせていただきました。

 暫くの期間、この2名で事業所を運営していきます。
これまでと変わらず、どうぞよろしくお願いします。
1月1日。ケアマネリング港合同会社 代表社員 白戸望

 「会社の深夜の仕事が、東京の夜景を作っている」?!

 私の机の上に、12月25日付の朝刊が置かれている。
 新聞トップ記事として、「電通」過労死で昨年クリスマスに自死した高橋まつりさんの記事です。 感想を書こうとして、廃棄せずにおいていたが、年末の休みを取り、今日こうして書く時間を作れた。
 母幸美さんの手記には、「あの日から私の時は止まり、未来も希望も失われてしまいました。息をするのも苦しい毎日でした。朝目覚めたら全て夢であってほしいと、今も思い続けています」と書かれている。突然の、一人娘の死というものが、家族や母親にとってどれだけの衝撃であったのか?を想像すると、その悲しみ、憤りが何度読んでも伝わってきます。
 幸美さんは、娘の死を防げなかった自分に対しても向けられ、娘の突然の死という事実を、今も受け止められず後悔の念に打ちひしがれているのです。

 当然、娘をこのような死に追い込んだ会社の労働環境に対しても、大きな憤りを持ち「何のための仕事をしているのか?」疑問を突き付けている。1か月(10/9~11/7)の時間外労働が105時間ののぼり、上司から「君の残業は会社にとって無駄だ」と責められ、頑張ろうという努力が報われず追い詰められたまつりさん。睡眠時間が1日2時間、1週間で10時間ほどにもなっていた現実…これらの事実を知るにつけ、「電通」が社員に対してどういう仕事を強いていたのか?正常な状態では決してなかったことが伝わってきます。
 まつりさんは、去年の春の入社時、自らを「逆境に対するストレスに強い」とエントリーシートの自己PRに書いていたという。努力して東大文学部に入学し、卒業し、前途を期待されて「電通」に入社した。
 しかし、会社で待ち構えていたのは、一人の若い有能な女性を潰してしまう労働環境だった。
「電通」には、知られているように、「電通鬼十則」という社内規範があり、4代目の吉田秀雄社長が作ったものらしいが社員がどうあるべきかを定めているという。そこには、「仕事に取り組んだら、死ぬまで離すな」等々の規範が書かれている。
 電通の社員たちは、常にこうした規範を叩き込まれ、会社が指示する業務と利益を達成するまでは、自分の全能力を発揮して目標体制のために働くことが強いられている。そういった環境に24時間置かれていることにより、わずか半年で、有能な若い人材がうつ病となり、自死に至った悲惨な現実がある。
 聞くところによると、まつりさんは、会社の寮に住み、生活のほとんどを仕事のために過ごしたという。普通の人間として「休みたい、辛い」などの気持ちを誰にも言えず、ただ黙々と業務に取り組もうとしていたのでしょうか?しかし、こうした異常な労働環境は、今までも多くの社員を過酷な労働に駆り立てていたことだろう。そして今回、24歳の若い社員が自死へと追いやられたことにより、大きく社会的問題として取り上げられた。
 先日の報道では、社長が近々辞任し、今回の社会的追及の責任を取るという。しかし、社長が辞任して、それで社内体質が変わるとは到底思えない。大手広告会社として急速に業務拡大してきた企業の実態を、隠されることなく社会的に明らかにすることが必要だと思う。社員の多大な犠牲の上に、企業の業績がいくら積み上げられても、それは虚偽の反映でしかない。企業の利益追求が、歪められて自己目的化されてしまうと、どこに行きつくか?この反省は、単なる小手先の改革では改革できないと考える。「電通」内部の労働者が、経営陣に対して根本的な改革のために立ち上げる時ではないのか?・・・残念ながら、未だこうした動きは見えないが。

 最後に、幸美さんの言葉を載せて、この小文を終えたい。
「人は、自分や家族の幸せのために、働いているのだと思います。仕事のために不幸になったり、命を落とすことはあってはなりません。」そして、冒頭に書いたまつりさんの言葉を書かれていたのです。

2016/12/30


 11月9日、アメリカでは、トランプが大統領の椅子を射止めた。
クリントンは、一度ならず、2度の苦い大統領選挙敗北の味を味わうこととなった。
 今後、いきなり米国の政治が右傾化したり、戦争が始まることはないだろう。しかし、日本の政治のみならず、社会にも大きな影響を与えることは間違いない。
 私たち介護の仕事に携わる者にとって、マイノリティーの人々や、日々社会の日陰にくすぶっている低所得者層が、救済切り捨てや差別の、すさまじい攻撃にさらされていく可能性を危惧します。願わくは、日本の政治指導者が、トランプの圧力にうまく対応していただきたいが、一つ間違えば、予想しない緊張関係と対立が引き起こされるかもしれない。そうした時代の流れでは、当然、介護の社会的役割は、縮小され、圧縮されてしまうことが起こるのではないか?
・・・米国の激震が、日本の政治にも、少なからず悪影響を与えることにならないよう、私たちは何をしなければならないか?
 あなたは、今後のトランプ政治を、どう予想しますか?
2016/11/09 望
<ホームページの表紙等更新について>
 常々思うことですが、世界で最も高齢化が進んでいると言われている現代日本、そこに住む高齢者がどう感じているのか?大いに疑問です。
 年をとり長生きをすることが、幸せであると思えない限り、其の社会は高齢者にとって生き難い社会と言えるでしょう。お金や資産のあるなしに関わらず、長生きをすることが幸せにつながる社会作りは、簡単ではないかもしれない。体が老化し衰えることを止めることは出来ませんが、精神的な豊かさが維持できるのかどうか?が問題です。
 介護保険制度が始まって16年がたちますが、この制度だけで高齢者の問題を全て解決することは難しい。そうすると、社会のあり方において、高齢者を大切にする仕組みが作られねばなりません。
 こうしたことを考えるとき、まだまだやらなければならない分野が沢山残されており、そうした社会の総合的なサポート体制が作られていく必要性を痛感します。高齢者と若者が対立する社会ではなく、調和する価値観を育てていくためには、長い努力の積み重ねも必要でしょう。
 「地域包括支援」の発想は、まだまだ議論の歩みが進展していないと言わざるを得ませんが、一人ひとりが小さな役割を積み重ねていくことで、超高齢化社会の明日を明るいものにしていきたい、そう願わずにはおれません。
2016/10/15付け。
 10月6日。
 先月、宮城県のグループホーム施設が、川からあふれた濁流で浸かってしまい、入所者11人が亡くなった「事件」を思い出します。あえて「事件」と書かせて頂いたのには理由があります。単なる自然災害として記録されてはならないと思うからです。大きな川のほとりにある立地条件に、施設が建設された以上、予想外の大雨が降った時の災害避難想定が甘かった。川から濁流が押し寄せた時には、1階の住居では逃げ場を失ってしまうことが想定されず、案の定、それはスタッフが少ない深夜から早朝に発生し、適切な避難が出来なかったわけです。
 入所者は全員死亡し、かろうじて当直の職員は逃げられたそうです。・・・今、其のスタッフを責めることは誰にも出来ません。施設の管理者や経営者の責任を問う必要はあるでしょう。しかし、失われた命は戻らないのです。
 全国には、多くの施設があり、最近は営利法人が経営する民間施設が増えています。経営に携わる人たちへの警鐘として、立地責任を踏まえた施設の運営見直しが急務だと痛感します。想定外の出来事が起こることで、試されているのは運営を任され、入所者の命を預かっているサービス提供の側に居る者です。
2016/10/06付け。加筆。(白戸望)

<2016年9月22日、ホームページを更新いたしました。>
 9月、いくつかの台風が連続して日本列島を横切りました。
東北・北海道や、九州にも大きな雨風の爪痕を残し、ようやく、穏やかな秋晴れの空が続こうとしています。被害を受けた地域と皆様方に対して、心よりお見舞いの言葉を送ります。
 
 私たちの事業所は、大阪市港区内にあり居宅介護支援単独の事業所運営をしています。
 上部団体はどこにも属しておらず、合同会社を立ち上げて運営を始めました。今年で6年目となります。
「独立型」ということで、サービス等の利用に関しては、文字通り公平中立な助言と調整に努めます。興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
 このホームページを読んで下さる人たちが居られることで、私たちの事業所に関心を持って頂けていることを大変うれしく思います。皆様の期待と声かけに、しっかり答えていけるよう、体制を整えます。

 出来るだけ、事務所には連絡要員を配置して事業運営をするつもりですが、全てのスタッフによる利用者等の訪問事業所との連絡調整等のために留守にしていることがあります。
 気長に電話連絡して下さると携帯転送に設定しており、管理者と連絡を取ることが可能です。面接中などですぐに対応できない場合は、後程此方からご連絡させて頂きます。
どうぞよろしくお願いします。

<ケアプラン作成に関する相談・依頼を承ることが出来ます!>

身近な方や知人等で、相談希望の方が居られましたら、どうぞご一報下さい。迅速な対応に心がけます。また、メールでのご質問等にも対応致します。

<スタッフの増員について>
 今後共に業務を一緒にやりたいと思われている方との面接に応じられます。
すぐの採用は無理でも、相談させて頂きます。経験の有無は問いません。
 事業所・法人住所は下記に記しております。

 2015年3月、2名のスタッフが退職したことにより、特定事業所加算の要件に該当しなくなったため、特定事業所加算が取れておりませんでした。
 しかし、今年2016年6月より、一緒に事業展開をしてくれるスタッフが増えて、「特定事業所加算Ⅲ」を算定することに相成りました。
 私どもは、ケアマネジャーの収入のみで事業所運営をしているため、現在・収支は赤字です。経営的課題解決は、喫緊のテーマですが、だからと言ってとんとん拍子に担当利用者が増えることにはなっておりません。
 利用者の獲得についても右往左往です。しかし、近い将来必ず担当ケースを増やしていく所存です。
 一緒にケアマネジメント事業所で活動していく仲間を募っています。どうぞ、やる気のある方御応募下さい。
 明日の独立型事業所を作っていこうという趣旨に賛同して下さる方なら、経験が無くとも、学びながら専門的技能を身につけて頂けるよう、採用の工夫も致します。
 事業の進展の為には、意欲のある人材を募っております!

 ケアマネジャーは、決して楽な仕事で無いことは確かです。
もし、楽して、気楽に仕事をしたい・・・そうした思いだけで、就労を希望されるなら、私どもの事業所は、恐らくその求めるものとは合致しないと思います。
 そうではなくて、本当のあるべき居宅介護支援事業所を共に創りたい、そう願う方なら私どもの事業に合流できます。
 初めは、就労条件や給与は不十分かもしれません。しかし、やがて事業所が形を創る中で待遇の改善も可能だと考えています。また、そうしていく決意です。
 いつか、理想とする、ケアマネジャー単独の事業所を地域で大きくしていきたい!
この希望を持って、これからも「ケアマネリングみなと」は進んでいきます。
 一緒にやりましょう!
どうぞ、宜しくお願い致します。


代表社員:白戸 望
スタッフ一同

ごあいさつ

日々の業務で、このホームページ更新が長らく出来ませんでした。今日、で、今年の事務所営業が最後になり、少しコメントを残しておきたいです。
今、当事業所は一人ケアマネです。非常勤の事務員さんに助けられ、この1年も締めくくりとなります。そして、お礼を言いたいのは、自分の家族です。家のことは、優先順位を後ろにして、ケアマネとしての仕事に取り組めたのは、外ならぬ家族の支援協力があったからです。…毎日の食事や家事など殆どは支えてもらっていました。改めて、ここに感謝の気持ちを伝えます。偉そうなことを言っても、自分という人間は、家族や社会に支えられて、今日までの活動が成り立っていたのです。当たり前のことですが、そのことの、有難みと感謝を伝えることが、年末にあたる、まず最初の言葉です。
みんな、有難う!そして、2024年を、温かみを伝えあえる、そんな温もり豊かな一年としていきましょう。
       2024/12/28 
 12月大阪市内の放火ビル火災で、犯人をはじめ26人が亡くなりました。非常にショッキングな事件です。心療内科の4階ビルで、患者だった犯人が何故このような行為を行ったのか?当人も亡くなってしまい、真相は闇に包まれました。この事件は、京都のアニメ会社放火殺人に通じる犯行と言われ、計画的に実行された。
 かって、日本の社会は、他の先進国と比較して、犯罪件数が少ない安全社会だという社会的な認識は、もろくも崩壊した。いつどこで、次にこうした無差別殺人犯罪が行われるか?判らないという不安が、いま日本社会全体に浸透している。
 新型コロナ蔓延で、社会的な繋がりが希薄になり、次にこうした凶悪犯罪がいつ起こるか分からない社会・・・この社会の在り方に、どこか大きな歪みが起こっていると言えよう。格差社会が進行し、持てる人と持たない人との生き方そのものが乖離していく現在。この私たちの社会を、どのように建て直したらよいのか?これからの課題です。 
 大きなことは言えないし、出来ないのですが、自分という一人の人生の中で、ぬくもりのある関係と、繋がりを作っていきたいと強く思う毎日です。
 2022年、全ての人に、平和な日々が行きわたることを!
2021/12/31 n.shirato
 
 
緊急事態宣言が発出され、身近なところで感染者が増え、病気になっても、気安く診察をしてもらえない事態に進んでいます。入院治療となると、もっと大変で、身内や知人を見舞うこともできません。もし、身近な人が感染すると、周りの人は「濃厚接触者」の烙印を押されて、2週間の隔離をしなければならなくなります。人との接触を避けることが、生活様式の基本スタイルになってしまい、味気ない、会話や笑いがない暮らし・・・それは、人間の活力を削いでしまう流れとなるのでしょうか?
 ワクチンが一般の人々に流布するまで、まだ何カ月もの時間が必要だし、薬の副作用等が伴わない、安全有効な保証があるのか?  疑問が多い進捗状況がある。
 こうして、ウィルスによる社会不安が、格差や対立を社会的に増殖するリスクが高まる中で、私たちの心は、極めて微妙な精神的不安を抱えているのではないでしょうか?
 我慢が強いられ、辛抱が長期化すると、必ずそれに耐えられない部分が、暴力・反発・対立を深刻化することになる。
 大人だけではなく、子供も巻き込んだ今回の新型コロナ感染拡大の余波は、今年、社会の隅々にまで暗い影を落とすことになりそうです。空元気で、「コロナに負けない」念仏を唱えても何も解決しない。
 これからの私たちに、残されたコミュニケーション方法を、確実に身に着け、交流連携することが必要なんだと思う。
 武器や軍事開発を止めて、軍事的な予算を全て人々を豊かにする事業に転換していくべきだと考える。国境を越えて、政治的対立を無くして、地球上の人々が手を携えて、危機を乗り越える策を、今こそ進める時が来ていると思うのです。
ミサイル開発をやめて、医療福祉介護に回せば、どれだけのことが出来るのか・想像してみよう。
 ジョンレノンが歌った、イマジンのメッセージを、今もう一度吟味していきたいと思う今日この頃です。
 2021/1/20 S.Nozomu

2020年の師走は、何だか裏寒い。それは、通常の冬の寒さに加えて、予測がつかない感染症の猛威が治まっていないことにあるでしょう。通常、街で溢れる筈の飲み屋街の賑わいが消えてしまっている。4人以上の飲食が控えられ、外食産業が悲鳴を上げている。 
  新型コロナの感染脅威は、第2派第3派と波及が続いており、止まるところが無いようです。ヨーロッパや北米などの感染拡大に比べると、日本の場合は比較的に感染が抑えられている。しかし、社会的な影響は当初語られていたよりも、はるかに大きな疾病として問題が深刻化していることは間違いないでしょう。
マスコミで、新型コロナの現状報告がなされない日は無い。人々は、自粛や予防の呼びかけに慣れてしまい、あるいはうんざりし、困惑しても、問題解決の出口が見当たらない。ワクチンや治療薬も、登場しつつあるが、未だどの程度の抑制効果がもたらされるのか?明らかではない現状と言えるでしょう。
介護の分野において、人と人との触れ合いと交流が出来なくなり、必要な介助が提供し辛くなっていることが指摘されている。また、利用者側から見れば、気軽にサービス提供をしてもらえないことに対して不満が蓄積し易くなってるかもしれない。特に施設で暮らす人たちにとっては、今や施設は社会から分断され隔離化された空間と化している。自由に出入りする権利は、感染予防という口実によって抑圧されている。しかし、これは一時的な正当性を認めるとしても、今後見直される必要がある。高齢者や障碍者にも、自由に社会の中を移動し、合いたい人と交流する権利は守られる必要があるからです。
2020年の、新型コロナ蔓延は、今後の社会生活における価値観の見直しと、新たな考え方を問い直すことに一歩を踏み出すステージをもたらしている。これを、未来へのステージと自覚する人に、果たして自分はなれるだろうか?そんな問いかけを自らに投げかけています。
 自分の頭と感性で、ゆっくりマイペースに思いを巡らすことから、歩き始めて行きたいと思う今日この頃です。
2020/12/21 白戸望

 
介護保険が二十歳となりました。
皆さんの、介護保険に対する評価はどうですか?
一つ言えることは、これだけ団塊の世代が高齢化し、介護サービスを利用する人たちが増え、社会の隅々にまで利用者が拡大してきたことです。家族だけでは介護が担えなくなり、社会的な介護体制が必要とされていることが言えるでしょう。
しかし、介護保険があれば安心でしょうか?
残念ながら、介護保険で解決できない課題が沢山あるのです。サービスから零れ落ちるニーズについて、どういった手立てがあるのか?それを明確に示すことが、私たちに求められていると思います。
 そこで、役割を果たしていくのが、自分が住む地域での身近な人の繋がりであり、関係です。困った時に、助けを呼び支援を願い出る仕組みが作れることにより、障がいがあっても、高齢になっても自分らしく暮らしていくことが出来る、そんな風に考えます。でも、そこに行きつくまでには、まだまだ沢山の課題を解決していく必要があるようです。
2019/12/18

 今年は、9月前半に台風が過ぎ去り、灼熱の太陽が再び舞い戻ってきたような暑い日々が続きます。
年齢を重ねてくると、こうした気象のすさまじい変化について行けなくなり、体調を崩す可能性が高くなります。
私事で恐縮ですが、今腰痛がほぼ3週間続いています。原因は、夏休みの時期にベランダの片付けを頑張りすぎ(?)右側のひどい腰痛を起こし、仕事はしておりますが、まだその痛みを引きづり、長い時間の座位や立ち上がり時のおっかなびっくり状態がなかなか解消しません。こうした、慢性化しそうな体調不良が、半年1年と続いてしまうとそこから抜けられなくなってしまうので要注意です。
皆さんも、どうか無理のない暮らしと、休息をしっかりお取り下さい。(私も、早く体を治していきます!)
2019/9/10付け。




 5月後半になって、予想もしない高温状態が日本列島を覆いました。まるで、真夏であるかのような日差しは、若者たちにはスポーツ等の活動性を促し方もしれません。しかし、高齢者には辛い暑さとなり、温度変化に適応できない事で体調不良等を起こし、病気の発端になった異常気象でした。これから梅雨の季節にもなりますが、どうか体調管理にご注意を。
 私個人の体調の事で恐縮ですが、今日の朝から左足親指付け根が腫れだして、歩くことが苦痛な状態になりました。朝一番に近くの内科で診てもらったら、「90%痛風でしょう」と告げられ、痛み止めと張り薬を処方されたんです。
健康あってのケアマネの仕事ですから、これから、もう一度健康の自己管理をして、好きなビールは少しお休みにします。
2019/05/30 白戸望
 
 5月から、元号が変わるらしい。天皇さんが新しく即位されて、地上の争いが収まれば良いが、世の中は別の価値観と仕組みの流れがこれからも多くの時代の困難を生み出すことでしょう。
 沖縄の基地問題一つとっても、本土に住む我々は、沖縄の悲しみと痛みに対して、どれほどの理解を伴って暮らしているか?沖縄を踏み台にした、本土の安全は本物ではない。
 
                     2019/04/30
今年も、さくらが、日本の各地で咲いています。
人々の争いや、もめ事を
全て洗い流すかのような、そんな美しさに、花を見る人の
心を和ませてくれますね?!
有難う。桜君。・・・
そう云いたくなりました。
2019/04/05  白戸 望
 朝晩が冷え込む3月末ですが、皆様お元気ですか。
春の兆しでしだいに暖かい日が増えていますが、寒暖の上がり下がりもまた多い月です。皆さま、どうぞ体調管理を怠らず、お元気に過ごして下さい。(花粉が今年は多いようですので、必要に応じてマスクを使い、そちらの方も小まめに手洗いうがいをしましょう。
 月末には、桜が咲き始めるでしょう。
仲間と花見に出かけるもよし、一人で静かに花を愛でるも良し。・・・毎年、桜を見てますが、今年の花は、2度とは観れない。そんな気持ちで、今年も花見の季節を楽しみたいですね!
3月21日。

  2019年の幕開けです。
当ホームページを見て下さり、有難う御座います。
 日本の超高齢化が加速し、団塊の世代も70代になり、「もの言う被保険者」として、一筋縄では収まらない利用者が増えていきます。自立して暮らせる高齢者が多数ですが、介護保険等の共助・公助を必要とする高齢者の比率が高まることで、様々な福祉社会問題が渦巻いています。
 介護保険では、国民の自立生活を奨励し、まずは自助と身近な家族地域の支え合いを奨励・前提とし、それでも賄えないことに対する支援制度が形成されつつあります。線引きを何処に引くのか?について、保険者と利用者との間で少なからぬ摩擦が常に発生し、狭間の中で切り捨てられるもの、それは弱者と持たざる者の声です。
 ケアマネジャーは、こうした弱い立場の声を代弁する役割も持っており、利用者の側に立って支援の在り方を共に探り続けることを職務としています。それは、容易いことではなく、時に利用者の期待を裏切る帰結を経験することもあります。制度の厚い壁が、利用者の望む支援の形を容認しないとき、ケアマネジャーも利用者と一緒に落胆を共有するのです。
 しかし、介護予防支援や次女能力の獲得により、利用者の介護度が改善して、自立能力が再発揮出来るときは、一緒に喜ぶことが出来ます。
 高齢者の場合、残された時間が限られていることから、青少年への対応とはおのずと異なります。地域社会の見守り体制、制度での臨機応変な相談支援体制は欠かすことが出来ないのです。
 ケアマネリングみなとは、港区における独立型の居宅介護支援事業所として、公平中立な立場での利用者支援をモットーに、微力ですが今年も進んでいきます。
身近なところで、お困りの方がおられたら、どうぞ声掛けを下さい!
今年も、宜しくお願いいたします。
  

 
 こんにちわ。ケアマネリングみなとのホームページにお立ち寄りいただき、有難う御座います。私たちは、安心・安全・高品質なサービスを追求し、ご利用者様はもちろんのこと、
ご家族の方々にもご満足いただけるサービスを目指してまいります。
 単なるサービスの利用調整にとどまることなく、トータルな生活全般に対する助言とアドバイスをしていくことを目指しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

今後とも、みなさまのご期待に応えるべく、全社員で邁進していく所存であります。

             ケアマネリング港合同会社 代表社員:白戸 望

居宅介護支援費の一部自己負担発生について。
 介護保険開始以来18年間、居宅介護支援費=ケアマネジャーの費用は100%介護保険財政から捻出してきました。
 これには理由があり、介護保険を利用するにあたっての相談役として、全ての利用者に対して、費用負担を強いることなく相談支援が可能なように仕組まれたものです。この日本の介護保険制度が18年にわたって続いてきたことにより、超高齢化社会における介護問題が、家族や利用者だけの問題として個人的問題に済まされることなくケアマネジャーの専門的職務を活用して、必要な支援を受けられることが出来たのです。個々のケアマネ個人としての能力差はあるでしょうが、ケアマネジャーが付いていれば、介護にまつわるおおよその相談調整は依頼することが出来た故に、ケアマネジャーと契約しない利用者は、殆ど居られない。(ケアプランの自己作成はもちろん可能ですが)
 では、何故今になって、財務省を軸とした政府関係機関はケアプランの一部自己負担化について語り始め、語調を強めてきているのか?それが問題です。
 恐らく、次の介護保険改定時には、この問題は大きな争点となるでしょう。
 私ども、居宅介護事業所としては、ケアプランの一部自己負担化について反対をします!自己負担化が、利用者の自立を促すものとはつながりません。むしろ、ケアプランの自己作成希望者が増え、保険者に対する不信と苦情を生み出す結果を導くものであると考えます。
 この問題については、後日ゆっくりと論じていきたいと考えておりますが、介護保険の継続をしていく上で、大きな課題として浮かび上がってきていることを指摘し、利用者・家族の方々も含めて、注目をしておいて頂きたいです。
2018/08/20 白戸望


いつの時代も、介護の問題はあります。
とりわけ、これからの2・30年日本では団塊の世代が大量に高齢世代となり、いかに社会が世代間調和を取っていくのか?が課題です。介護保険は、18年前、鳴り物入りで創設され、来るべき時代での重要な役割を期待され、今日に至っています。しかし、現実はどうでしょう?財政的にも、人材的にも解決に至らない課題が山積みです。いたづらに憂い希望を失うことなく、時代に即した社会の仕組みと文化を育てる必要があります。
 今年、ケアマネリングみなとは開業8年目となります。
紆余曲折を経験しつつ、あるべき居宅介護支援事業所の進路に向かって、皆様とともに進んでいきたいと念じております。
 今後とも、ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。
2018/01月元旦。代表社員 白戸望