・訪問看護とは?
「病気や障害があっても、住み慣れた自宅で自由に生活したい」と考える人たちの思いを看護の側面から支援するサービスのことです。
主治医(かかりつけ医)が「訪問看護サービスの利用が必要」と認めた方に対し、看護師が主治医の指示に合わせてご自宅を訪問し、療養上のお世話や診療の補助を行います。
・サービスの対象者は?
主治医(かかりつけ医)が「訪問看護サービスが必要」と認めた方なら、乳幼児から妊産婦、褥婦、高齢者まで年齢に関係なくサービスを受けることができます。特定疾病が原因で介護を必要とする方ももちろんご利用対象です。
・普段は元気に暮らしているけれど、健康面で少し不安があります。サービスは受けられる?
予防訪問看護といって、持病があっても現在は元気に生活しているといった方でも週に1回程度ご自宅を訪問し、健康チェックや必要な健康指導をして健康を維持をしたり、自宅でできるリハビリなどをおこなって体力の維持・増進に努めるという訪問看護の方法もあります。
・退院後も自宅での医療管理が必要なとき(栄養剤の点滴が必要など)、自宅での療養生活におけるアドバイスがほしいときもご利用ください。
・具体的なサービス内容
→健康状態の管理(バイタルチェック(血圧、体温、脈拍などのチェック)、病状の観察、精神面のケア)
→自宅でのリハビリテーション(関節の硬化を防ぐ運動、日常生活動作の訓練(歩行、排泄など)、外出、レクリエーション)
→治療促進のための看護(医療機器や器具の管理、服薬指導、主治医の指示による処置や検査)
→相談(住宅改修や福祉用具導入に関する相談、家族の介護負担に関する相談、健康管理、日常生活に関する相談)
→終末期の看護(痛みの緩和、本人や家族の精神的な支援、看取りの体制に関する相談)