身体が不自由になっても、住み慣れた環境で安心して暮らしたい。
そんな想いに寄り添って、住まいの環境整備を行います。
お家での転倒が増えてきた。
トイレに行くのが億劫。
周囲に掴まるものが無いから移動が怖い。
車いすを使用するようになってお家での環境に不便がある。
…などなど。元気だったころには想像もできなかった、住環境のお困りごと。
環境が整えば、以前のように自分で出来る事もたくさんあったりするのです。
たくさんの思い出が詰まった大好きなお家でいつまでも暮らしてほしい、そんな想いで様々な角度から検証し、お困りごとを解決いたします。
介護保険 住宅改修
以下の内容では、介護保険を利用し(20万円までの補助)住宅改修工事を行うことができます。
①手すりの取付け
②段差の解消
③床材の変更
④引き戸等への変更
⑤和式便器から洋式便器への取替え
⑥上記①~⑤の工事に伴う付帯工事
※介護保険を利用する場合、事前に市町村への工事申請が必要です。
<工事の流れ>
今月の事例紹介
Aさん(50代)
<ビフォー>
まだまだ若いけれど、様々な疾患があり、一人ではできない事が生活の至る所にある。
色々なサービスを組み合わせて、日常生活のお手伝いをしてもらっている。
体の不自由さに、コロナ禍の影響も受けて、だんだん引きこもりがちの生活になってきた。
そんな中、様々なサービス事業所が関わる中で、コミュニケーションも生まれ、少しずつAさんの意識も変わってきた。自分でも何か出来る事はやってみよう、という前向きな気持ちが湧いてきた。何年振りかの事だった。
ゴミ捨てくらいなら自分でもできるかも、と思い立って、いざ玄関のドアを開けてみると、がらんとした空間に、玄関ポーチの段差(約20cm)がとても怖く感じ、ドアを閉めてベッドに戻ってしまった。
いつもは、送迎サービスを利用し外出しているから、誰かが手を貸してくれるけれど、やはり一人では難しい・・・何か掴まるものがあれば・・・と心底思った。
介護保険を利用し、手すりが付けられると聞いて、ぜひ付けたいと思った。
<アフター>
手すり設置後、ついに、ゴミ捨てに一人で行けるようになった。
玄関ドアを開けると、しっかり掴まって移動ができる安心の手すりがある。
週に3回。ゴミ収集車の来る前にゴミを出す。
人にやってもらうしかないと諦めていた事が、自分でもできた。少し自信につながった。
今度、大好きなスイーツを買いに、近くのコンビニまで行ってみようかと思う様になった。