■渡邊 千代
静岡県浜松市出身。
1993年千葉市に移住。
千葉市でシングル&ワーキングマザー として子育て。
子育て中に、ママ友数人で「高洲高浜地区に児童館をつくる会」発足。 現在は「みはま子育てミニフォーラム」と改名し「こどもカフェ 高洲」を運営。
千葉市子どもルームにて指導員(放課後児童支援員)22年勤務。
・保育士
・日本医療福祉教育コミュニケーション協会正会員
・子育て支援士認定資格
・発達障害コミュニケーション指導者認定資格
◇子ども達自身が自分を好きになり「強く生きぬく力」を育むことができるように・・・
発達障がいのある子ども達と初めて出会ったのは子どもルーム(学童保育所)で勤め始めた28歳の時。
自閉症の子は、私の言葉かけには無反応でしたが、慣れ親しんでいた先輩指導員さんとは、決して上手く言葉での会話はできていなくても心を寄せて気持ちを交わせていた事が印象的でした。
私もそんな存在にならなくちゃ!と気負ったものです。
知的障害と言語障害を併せ持った男の子は、一生懸命私に話しかけてくれ、私が理解できると嬉し そうな笑顔を見せてくれました。上手く伝わらない時は残念そうな表情。それでもにっこりしてく れるのです。もっともっと、子ども達の事を知りたくて、理解できるようになりたくて、様々な分 野の方々から多くの事を学びながらの22年でした。
その中には、ADHDやLD、ダウン症、ASD他、グレーゾーンの子ども達も多く在籍していた ことで、専門的な学びも深めていく必要がありました。
そして、子ども達に生じる発達の凸凹の理由や、生きずらさを抱える原因、それを軽減する為の療育を学んでいる中で「保育」という役割から「療育」という役割に転向する事を決断し、平成27年1月に「子どもの発達を支援する むぎ畑」を立ちあげました。
どんなに障がいが重くても子ども達は発達します。
その子の持っている能力・意欲を引き出し、自信をつける。
発達過程や状態を見極めて支援します。
たくさんの親子の出会いの中で社会全体の不理解が「生き辛さ」や「育てにくさ」 を増やしているように思えてなりません。
「知る」「伝える」事も終わることなく続けていきたいと思います。