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ケアSTひなた

たまり場ひなた は
精神疾患を持つ人が繋がる場所を提供する任意団体です。
ケアプランひなたの事務所の空いたスペースを開放しています。
「一人で辛い」「話し相手が欲しい」「誰かにそばにいてほしい」
そんな思いを抱えている人のための居場所を作りたい、と始めました。
体調が良い時に、今日は外出できるかな、というくらい心の調子が良い時に
ふらっと立ち寄れるように…
認定心理士、社会福祉士が常駐していますが
何かプログラムや特別な支援を用意したりはしていません。
同じ病を持った人同士が気軽に立ち寄れて、お互いの辛さや思いを話せる場所
にしてゆきたいと思っています。
また居宅支援事業所と同じ場所にあるので
「ケアマネってどんな仕事をしているんだろう?」と興味本位で
来て頂ける方も歓迎ですよ。
運営は皆さんの寄付によって成り立っています。
どうぞよろしくお願いします。



~私がたまり場ひなた を作ろうと思った訳~      津川泰宏
 

私は30代後半の時に「適応障害」「うつ病」と診断されました。
40代になってから少しずつ判断力もなくなり、仕事でミスが目立つようになりました。
同時に会社の人との人間関係もうまくいかなくなり
休職、退職をくりかえすことが増えました。
会社を転々とするうちに思ったのは
寂しさや苦しさ、辛さを共有できる人がいればなあ、ということでした。
ならば自分からそんな思いを共有できる人を作ろうと
3年くらい前から、心が疲れている人の自助会を自分で開催するようになりました。
その後、コロナで開催は持続しませんでしたが…
自助会を開催して感じたことは、参加したい人は多いのに、
病気で来られるかどうか分からない。
または参加表明をしたのに、当日体調不調で来られない、
といった人がとても多いということでした。
「一人でいるのは辛い」「誰かと悩みを共有したい」「居場所が欲しい」
でもその日になると不安で行けない、体調が悪くなってしまい参加できなのです。
せっかく一歩を踏み出す勇気を出しても…
ある日、それなら自助会を毎日開催すればいいのでは? という発想になりました。
365日、いつでも参加できる自助会
体調がいい時にフラッと来られるし、ちょっと寄っただけでも帰れる…
そうだ!毎日開催すればいいんだ!という発想がそもそもの始まりです。
でも自助会の毎日開催は大変。
そこで思いついたのが、コミュティーの場所だけ提供するという方法です。
何のプログラムもなく、支援することもなく
ただ何となく誰かがそこにいる。
そこに来ればいつも誰かがいて、話ができたり、寄り添ったりできる。
そんな場所の提供ならできるのでは、と思いました。
時には勉強会を開いたり、時にはイベントを開いたり。
でも、極端な話、誰も来なくてもいいと思っています。
日本のどこかにそんな場所がある、と知ってもらえるだけで
精神疾患を持った人は安心するような、そんな場所になれば。
「いつか行ってみたい」と思ってもらえるような場所になれば。
みんなの心が寄り添えるような場所になれば。
そんな思いで始めることにしました。
今は八畳のワンルームから始めますが
たくさんの人に来て頂き、応援してもらえれば幸いです。

*たまり場ひなたは、2023年3月、移転オープンしました。

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