2024.6.23記
訪問からの学びを一つ
90歳になっても必要とされたい!
だだね現役の時のように活動的には動けないな。
誰かに必要とされていると1日が楽しい
生きていると感じるんだ
知識は、昔の事から現在のことから色々知ってるよ!
今があるのは昔があるからだと思わない?!
高齢化社会なんていわないで!
若い人・年を重ねた人みんな仲良くしましょう!
2023.6
在宅療養を決めるのは誰?
病院勤務で退院支援をしている時、思いました。
患者様(ご主人様)は、家に帰りたい!と強く思っている。
相談に参加しているのは子供たちと奥様。
そして病院側は、相談員と看護師でした。
子供たちはお父様が家に帰ることでお母さまの負担が多大と
考え施設入所を提案される。ご本人はただ子供たちの話を寂
しそうに聞いている。奥様も何も言えない。
子供たちがお母さまのことを心配している気持ちはわかります。
行きたくもない施設入所のお話が進む状況を聞いているご
本人の気持ちに寄り添う人は、なぜいないのかな?
先日、訪問先の高齢者夫婦が病院入院をされ退院後は、施設入所にお話が進んでいきました。
ご夫婦一緒の施設に行けると良いのですが・・・。
住み慣れた思い出の有る自宅に帰り、自分らしい人生を過ご
す。
残された人生はそんなに長くない!
一番好きな思い出の写真・植木の世話をしながら残された
時間を過ごせるよう多職種が協力し支援ができる包括ケア!!
でありたい。
2023.1
いろんな形の在宅生活があります。一人ではできません。
協力してくださるご家族の存在は多大です。
高齢化社会と言われる現在、介護するその方自身が高齢者になっていて
「自分が助けてほしいな~」とお考えの方も多いと思います。
子供さんが独立され高齢者の方は、一人暮らし。
知らず知らずの間に認知症!
ご近所さんが少しおかしい?!
たまに帰ってきた子供さんが「あれ?」おかしい!と感じる。
等 で異常を見つけることもあります。
一人暮らしになる方やそのご家族様が是非おこなっていただくとよいのは、ご近所様との良い関係です。
お子様・ご本人様が仲の良いご近所様との関係作り。
自助・共助・そし問て公助になります。
介護保険・医療保険を使い
「自分らしく最後まで住み慣れたとこれで最後まで暮らす」ため、私たち訪問看護スタッフはお手伝いさせていただきます。
2019年5月8日ささゆり訪問看護ステーションを開設いたしました。
ささゆりのはな言葉「清浄」・「上品」を心に秘め私たち看護師は、訪問をさせていただきます。
在宅療養者様の思いに寄り添える看護の提供をさせて頂きたいと考え常に学び、また幼い子供が不安になったときお母さんの手を探しギュッと握り安心できる「手」のような看護を提供したいと思います。
(ある在宅療養患者とのできこと2021)
(ある在宅療養患者とのできこと2021.5)
残された時間の場所として、病院療養と在宅療養どちらを選択をするかは誰がするのでしょうか?
「家に帰りたい」との思いをもっている方は多い。
どうしたらよいかわからない。
在宅療養を選ばれたT様の思いを訪問看護をさせていただき学んだことを少しお伝えさせていただきます。
T様とします。
T様は、在宅を選択される。
退院前より在宅医師・薬剤師・看護師の医療チーム・ケアマネジャー・福祉用具の介護チームで連携を取り在宅療養の準備を開始する。
在宅療養を開始
苦痛(痛み・苦しさ・不安等)を取り除く医療が始まる。
T様のご家族はご本人に寄り添い一緒の時間を過ごされている。
痛み止めの注射・酸素吸入の医療が苦痛を軽減します。が、やはりご家族の思いに勝るものはない。
お話好きのT様に一番させていただいたのは傾聴です。
身体ケアは、家人がご本人の状態に合わせ行っていただいた。
訪問看護師は何をしていたの・・・
バイタル測定・注射管理・シャンプー・医師への報告
主にT様とはお話をさせていただきました。
辛さの中で、興味や好きなことを考え話すことで一瞬でも苦しさを忘れていただければと考えて。
趣味が畑であるといわれる。
野菜の作り方を聞き、作物ができたら届ける約束をした。
また、ランチに3人で行こう。
他の人に以前「病気になっても、病人になってはいけない。」と言われた。とT様は、話される。
そして、ご家族全員にT様にお別れ・感謝の言葉を伝え、皆さまに見守られ永眠されました。
〈T様とそのご家族からの学び〉
・在宅療養は、ご家族の思い・協力が多大に必要です。そのため負担も大きい。
・ご家族の皆様のそれぞりの役割で協力できる関係を構築してご本人様に寄り添っていく。
ご本人様の近くで闘病生活の苦しみを見ていることは、悲しみ・身体的に辛さがある。
最後のその時まで見守り・寄り添うことができ、涙するご家族の姿を見て、いつも訪問看護師として何か看護支援ができたのか考えます。
数日後、訪問させていただくとご家族様は、「もっと何かしてあげられたのでは?これでよかったのか?でもやれることはできたかな!等々」言われる。
自宅に帰りたいとのご本人の希望に寄り添い、思いを遂げられたことでご家族は少し安堵されたのではないでしょうか。
ご冥福をお祈りいたします。
(ある在宅療養者との出来事2020.8)
在宅療養者(O様とします)は、1年8ヶ月の闘病でお亡くなりました。
病院での治療を終え終末期をどこで過ごされるか考えられた。
緩和病棟か在宅療養
O様は在宅療養を選ばれました。
病院から退院され在宅で支援させていただくメンバー(在宅支援診療所の医師を中心に看護師・訪問看護ステーション看護師・ケアマネジャー・調剤薬局・福祉用具事業所 等)が集まりご本人とご家族を交えて今後のお話をさせていただきスタートしました。
ベッドは、奥様とつくられたお庭が良く見える和室におかれ療養生活が始まりました。
在宅開始の頃の痛みは内服薬でコントロ―ルができ、ご家族と買い物など出かけることができました。
奥様より
「金沢までお昼ご飯を食べに行ってきました」
「お仏壇を決めてきました。主人が気に入ったのが選べました。」
居間でご家族と過ごす時間やパソコンをしたりして過ごすことができた。
看護師が訪問させていただくといつも笑顔で迎えて下さいました。
そして、奥様と看護師の話を聞いていらっしゃいました。
恐らく痛みや不安は多々あったと思いますが在宅での生活を少しでも明るい思い出にしたいとお考えなのか苦痛の表情は一度もお見せになりませんでした。
亡くなる前日O様「僕は、今日か、明日かな」と言われたと奥様から伺う。
夜お庭で花火をしているのを見た。そして、ご家族と少しお話をされた。
素敵なO様とご家族の思い。
生きることの素晴らしさを学ばせていただきました。
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(ある療養者様との出来事 2019.8)
在宅療養者様とその家族様との関係について、多くの学びがありましたのでご報告します。
(訪問看護って・・・?)
・看護と介護の違いご存じですか?
「お風呂に入れるおばちゃん!」と思っている。
「今日は、体調が悪いから訪問に来てくれなくていいよ!」
訪問看護師の使い方少し違っているよ!・・・・
・訪問看護を利用して自分らしく住み慣れた地域で最後まで生活をしていくご支援をさせていただきます
今、自分は若く何でも判断ができ、他人には世話にならない!と考えています。
ところが知らぬ間に高齢になり身心ともに衰えが生じ夫・妻または子供たちお世話になります。
自分自身がどんな終末期を過ごしたいか誰かに伝えておく事は残されたご家族が・・・何よりも
一番にご自分自身が幸せな時間を過ごしていけるのではないか?!と感じました。
2ヶ月間療養者様に訪問看護師として関わらせていただきました。
訪問医・訪問看護師・ケアマネージャー・介護士・福祉用具・訪問入浴はご家族の思いに寄り添いご家族様が、療養者様の最後を受け入れるまでケアをさせていただきました。
伴侶と昔話・娘さんご夫婦は、一日中介護やお話をされたこと。
一番の喜びは孫娘様といっぱい時間を一緒に過ごせたことだったと思います。
そして、静かに息を引き取られとても安らかな最後でした。
この2ヶ月間は、ご家族様には身体・精神的に多くのご苦労があったと思います。
その分ご本人は、幸せな時間を過ごされたのではないでしょうか?!
ご家族に看取られた幸せな最後に立ち会え良い経験ができました。
ACPは、いつ・どんな形で・誰とするかはいろいろあると考えます。
自分の気持ちや考えをまず家族間で話し合う時間を持つのは必要です。
(研修会の開催)
地域の老人会の皆様と親睦を兼ねて研修会9月22日(日曜日)に開催します。
『知って得する老後のお話』と題して高齢化社会を迎えるための知識を共有します。
今回は、第3回目になりテーマは
ACP(人生会議)について 「これからのことを考えてみよう」
~あなたらしく生き抜くために~
として看護大学講師・公認心理士の先生にお話をしていただきます。
参加者は、地域の老人会の方々・近隣のケアマネージャー・看護大学生・訪問看護看護師が加わりお話を聞いた後、グループワークをします。
「最後まで自分らしく暮すために」今することを考え話し合う機会になっていただければと思います。
【研修会の開催報告}
9月22日10:30から研修会開催しました。
住民の方19歳から85歳の方の参加30名がありました。
区長さんのご挨拶後、在宅療養を希望され2か月間、訪問看護をさせていただいた療養者様の実際事例から学んだ内容をお伝えさせていただきました。
その後、看護大学の先生によりACP(人生会議)とは、一般の方に解かりやすく説明をしていただきました。メモを取りながら聞いていただき、そのあと質問時間には積極的に質問をされていました、
「家に帰って家族と話し合ってみたい!」「息子にもいろいろ伝えていきたい」「ACPについて初めて聞いたが、わかりやすかった」行政の方の参加もあり「住民の方への周知不足を感じ、他の地区にも周知していきたい。」そして、看護学生さんは「、看護師になってから患者さんに接するときの知識が学べたと。」ご意見がいただけた。
研修会後、昼食をとりながらお話をして親睦会を行いました。
(ある療養者様との出来事2020年10月から)
自宅で療養生活を希望された胃癌末期の86歳の独居の女性は病気とともに住み慣れた地域・自宅で過ごしたい。
と強く希望をされました。
ご主人は数十年前に亡くなり、子供さんもいない。
自宅での療養生活には多くの不安がある。
身体が動かなくなったらどうしよう?
病気が進んで痛みが強くなったらどうしよう?
経済的に・・・?年金生活の私は・・・?
*住民向け【人生会議研修会】をお考えの方は、ご一報いただければお手伝いさせていただきます。